私は消防団に所属しているため、9月14日(日)~16日(火)、行方不明者の捜索へ参加しました。遭対協の方々を中心に、警察や消防団などにより3日間、山へ入って捜索を行ったのですが、結局発見することはできませんでした。非常に残念ながら、捜索は一旦打ち切りとなってしまいました。
 
 行方不明者は79歳の男性で、キノコ狩りへ出掛けたまま連絡がつかなくなったそうです。今回行方不明となった山は、傾斜がきつく、道らしい道のない、人が登って行ったとは考えられないような山でした。しかし、行方不明の男性は30年ほど前から通っているそうで、かなり慣れていたそうです。ただ、独り暮らしで、誰にも行き先も告げずに出掛けており、携帯電話も持っていませんでした。服装もわからないため、手がかりはほとんどありませんでした。13日(土)にはすでに出掛けていたそうです。

 今回の事件で、私は改めて山の恐ろしさ、1人で出掛けることの危険性を感じました。

 山に限らず、川や海など、わずかでも遭難の可能性が考えられるような場所には、どんなに慣れた場所であっても、絶対に1人では行かないで下さい。

 老若男女、どこへ行くかに問わず、家族、友人、近所の人など、必ず誰かに行き先と帰って来る時間を告げるようにして下さい。

 遭難し、行方不明のまま発見できないと、本当に悲しいです。