信州環境フェア2014への出展

フェアへの出展パネルと岩石標本

フェアへの出展パネルと岩石標本

8月23日(土)、24日(日)の2日間、長野市ビッグハット(若里多目的スポーツアリーナ)で「信州環境フェア2014」が開催されました。

信州環境フェアとは、信州の県民・NPO・事業者・行政が手を取り合い、地球温暖化対策や省エネルギーなど、環境への取り組みを推進し、持続可能な社会を構築する契機とするために開催しているイベントです。

信州の博物館大集合
博物館紹介パネル

博物館紹介パネル

今回、その中で「信州の博物館大集合」というテーマ展があり、中央構造線博物館も出展することとなりました。会期中ずっとブースにいることはできないため、前日の22日と24日、それぞれ設営と撤去作業に行ってきました。

机とパネルを張り付ける壁1枚という小さなスペースで、博物館からは中央構造線についてのA1サイズのパネル2枚と、関連する岩石標本4点を設置しました。パネルはこの日のために新たに作成しました。

企業ブースなどに比べれば、博物館に与えられたスペースは本当に小さなものでしたが、入場無料で気軽に立ち寄ることができるイベントのため、宣伝の効果を期待したいです。

四賀化石館
四賀化石館

四賀化石館

また、折角長野市まで行くということで、途中、「松本市四賀化石館」に寄りました。

四賀は今から1500万年~800万年くらい前(新生代第三紀中新世)には海の底でした。この海に運び込まれた泥や砂、小石などが長い年月をかけて岩石となり、地層を作っています。

そのため、四賀の地層からは貝や魚、そしてクジラの化石が見つかります。この化石館では四賀で産出した化石を展示しています。

シガマッコウクジラの化石
シガマッコウクジラの化石標本

シガマッコウクジラの化石標本

どの化石も興味深いのですが、中でも全長5.5m、長野県の天然記念物でもあるシガマッコウクジラの化石は迫力がありました。

加えて、それらが地元のものであるということがとても素晴らしいと思いました。

現生のミンククジラ骨格標本
現生のミンククジラ骨格標本

現生のミンククジラ骨格標本

比較のため、現生のミンククジラ骨格標本が並んでいる