葦原神社
「葦原神社」は諏訪大社の祭神、建御名方神(タケミナカタノカミ)が祭られている神社です。大鹿村は、古くは諏訪大社の社領と言われています。
葦原神社は明治末期の神社合併でできましが、元々は本諏訪社と呼ばれ、建御名方神が建御雷神(タケミカヅチノカミ)との力比べに負け、出雲から洲羽(諏訪)に逃げる際、一時的に滞在していたとする説があります。
また、この神社は梨原という集落にあり、神社と同じ「あしはら」では申し訳ないと、「なしはら」になったという説があります。
御柱
境内には御柱が1本立てられています。他の3本は同じ鹿塩地区の市場神社、大河原地区の大磧神社、野々宮神社に、それぞれ1本ずつ祭られています。
1本でも迫力
近づかないとわからないが、1本でも迫力がある
歌舞伎の舞台
葦原神社には道路を挟んで向かい側に歌舞伎の舞台があり、村指定の文化財となっています。現在は故障しているそうですが、この舞台は電動の回り舞台だそうです。
現在は7年に一度、御柱祭の年にのみ歌舞伎が上演されますが、一説には大鹿村の芝居発祥の地とも言われるほど、かつては盛んに歌舞伎が行われていたそうです。