博物館の役割
博物館法第2条によると、「博物館とはおおむね歴史、芸術、民俗、産業、自然科学等に関する資料を収集し、保管(育成を含む。以下同じ。)し、展示して教育的配慮の下に一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資するために必要な事業を行い、あわせてこれらの資料に関する調査研究をすることを目的とする機関」とあります。
資料収集
これは解りやすいと思います。その博物館がテーマとしている対象に関連した物を収集します。
保管・展示
収集された資料を整理・分類して場合によっては修理、復元などされた後、良い状態を保つように保管します。
館内や館外を含めて資料の展示、解説をします。実際に見ることが出来るのはこの展示部分のため、ほとんどの方は展示が博物館の仕事・機能だと思われていると思います。
調査研究
実は収集した資料を調査、研究することが博物館の最も重要な機能では無いかと思います。調査研究の成果として展示や教育に活かされていくものだと思います。
教育・普及
「教育的配慮の下に」とあるように教育や調査研究の成果を教育普及することも大事な仕事です。ここで言う教育とは子供に限らず広い年齢層を含んで、知って頂く事だと思います。
具体的には公開講座やワークショップ、観察会、見学会などが開催されています。友の会なども普及活動の一環ですね。