7月16・17日、長野県内の地域おこし協力隊の交流会に参加しました。
1泊2日の日程で、諏訪大社下社のすぐ近く、「ホテル山王閣」が会場でした。交流会は毎年、このホテルで行っているそうです。遠くからでも目立つ建物です。
源泉かけ流しで、小さいですが露天風呂もありました!
初めに、長野県の担当者から、県内の協力隊の取り組み状況について教わりました。長野県では29市町村で112名の協力隊を受け入れており、これは北海道に次いで、日本で2番目に多いそうです。活動内容は多岐にわたり、農林業、特産品開発、住民の生活支援、移住の支援、教育、婚活など、本当に多種多様でした。
その後のメインの内容ですが、いわゆるワークショップというものを行いました。今回は与えられた様々なテーマに対して、お互いに意見交換をしていくというものでした。協力隊だけでなく、市町村の担当者も参加されており、そのような立場の方からもお話を聞くことができました。
1日目は協力隊全員に当てはまるようなテーマが主で、テーブルごとに違うテーマが与えられ、5~6人のグループとなって話し合いました。途中で席替えをし、色々な人と様々なテーマで意見交換をすることができました。このように自由に席替えをし、色々な人と話すやり方をワールドカフェ方式と言うそうです。
2日目は観光や農業、福祉や移住・定住対策と言った、実際に活動している内容が近い隊員ごとにグループを作り、今後やりたいことや実際に取り組んでいるイベント等について意見交換と発表を行いました。
感想として、大鹿村のように自由にやっているところは寧ろ少ないようで、制約が多く、中々やりたいことができないといった意見や、役場職員と同じような勤務条件・仕事をしていると仰る隊員も少なくないようでした。
一方、市町村の担当者としては、協力隊に来てもらっても地域の方がそれほど困っておらず、役場に丸投げされたり、やってもらうことがない、という悩みもあるようでした。
勿論、本当にその町や村が好きで、頑張っている隊員も沢山いらっしゃいました。そのような方たちはとても生き生きとしており、本当に輝いているように見えました。
意外に思ったのですが、その輝いている協力隊の中には、一度都会へ出た後、故郷に戻ってきた、いわゆる「Uターン」という方たちもいらっしゃいました。「地元が嫌いで都会へ出たけど、地元の良さに気づいた」、「故郷を助けたい」等の理由で、自分の生まれ育った地域のため、一生懸命に活動しているようでした。Uターンの方たちの話を聞き、自分も生まれ育った町のために活動した方が良いのではないか、何かできることがあるのではないかと考えさせられることもありました。
長野県内のみの交流会でしたが、協力隊の皆さんは本当に様々なことに取り組んでおられ、それこそ七色では全然足りないような、色々な方がおり、沢山のお話を聞くことができました。大鹿村にいるだけでは味わえない、貴重な体験ができて良かったです。
おまけ:今回泊まった部屋
ホテルからの眺め
諏訪湖に来ると、今年3月に兄弟3人で遊びに来たことを思い出します。また3人で旅行に行きたいなぁ…
遊びに行けるよう勉強頑張ります(・-・;